便秘とトイレでの姿勢

トイレで便座に腰かけたときの姿勢を意識しているでしょうか。普通に座っているだけ、という方はもったいない。実はお通じを促すのに効果的な姿勢があるのです。

便座に腰かけたら、上体を前かがみにして、足を床にしっかり着けた状態からかかとを少し浮かせます。イメージはロダン作の『考える人』のポーズです。前かがみの姿勢を取るのにクッションを抱えたり、足元に箱をおいて床にしっかりと足が着くようにするのも良いでしょう。前かがみになるとお腹に力が入るため、排便しやすくなります。

それだけでなく、人体の構造としても排便に適しているのです。 普段、作られた便は腸の蠕動運動により直腸に運ばれます。直腸では直腸括約筋という筋肉が出口をくの字にキュッと絞るように押さえいます。直腸に十分な便が溜まると便意を感じ、直腸括約筋が緩むことでお通じがみられます。

日常で便意を我慢し続けていると、刺激に鈍感になり直腸括約筋が締まりっぱなしになってしまいます。こうして便秘となります。 先にお伝えした姿勢をとることでくの字に絞られている直腸がまっすぐになり、便の通りが良くなります。動物が前かがみに用を足すのは、この仕組みを本能的に知っているのだと考えられます。

実は、今は少なくなった和式トイレでの姿勢はお通じに適しているのです。ですが、洋式が普及した現代では和式のような姿勢は取れないのも事実です。洋式では前述の前かがみポーズでお通じを促してみてください。